前のページで冗長にぬかしていますが、これは「もうひとつ」どころか、常道の楽しみ方なんでしょう。私は普段、プレーできる国王よりも高いパラメータを息子に持たせ、それからあらためて世界制覇を始める、という手順を踏んでいます。
各シナリオ別、国王(その息子)の能力値に応じて、私なりにポイント付けしてみました。ポイントが高いほど簡単な、低いほど難しい国王です。
何はなくともお金は必要です。商人コマンドが1ターン内に何回こなせるかでポイントを決めました。4回以上できる国王は2P、2・3回は0P、1回は−2Pです。
元服前の王子の体力については、最大値を採用しました。
パラメータが頼りない国王であっても、戦争はCOMに任せることで何とかなります。しかし、国王のいる国が攻められたときは、強制的に国王が第1軍団を率いることになるので、指揮も考慮に入れることにしました。指揮パラメータがA・Bの国王は1P、Cは0P、Dは−1P、Eは−2Pです。
魅力は大事です。Aが2P、Bが1P…、Eは−2Pです。
死んでしまっては元も子もありません。15歳未満は2P、15歳以上25歳未満は1P…、55歳以上は−3Pに設定しました。
(領国数−1)Pの加算をしました。また、モンゴルを統一する必要のあるモンゴル編は−1P、長春真人イベントが起こらない「元朝の成立(1271年)」も−1Pです。
(※あくまで一代でクリアーするためのポイント付けです。複数代に渡るのであれば別です)
部族/国家 | 国王 | 政治 体力 | 指揮 | 魅力 | 年齢 | +α | 合計P |
---|---|---|---|---|---|---|---|
部族/国家 | 国王 | 政治 体力 | 指揮 | 魅力 | 年齢 | +α | 合計P |
モンゴル高原の統一(1184年) | |||||||
モンゴル族 | テムジン | 0 | 1 | 2 | 1 | −1 | 3 |
ジュチ | 0 | 1 | 0 | 2 | −1 | 2 | |
ジャダラン族 | ジャムカ | 2 | 1 | 1 | 1 | −1 | 4 |
ケレイト族 | トオリル・ハーン | 0 | 1 | 1 | −3 | −1 | −2 |
イルカ・サングン | 0 | 0 | −1 | 2 | −1 | 0 | |
ナイマン族 | ダヤン・ハーン | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
クチュルク | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 5 | |
チンギスハーンの雄飛(1206年) | |||||||
モンゴル帝国 | チンギス・ハーン | 0 | 1 | 2 | −1 | 0 | 2 |
ジュチ | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | |
チャガタイ | 0 | 1 | −1 | 1 | 0 | 1 | |
オゴタイ | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 3 | |
トゥルイ | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 | |
鎌倉幕府 | 源実朝 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 |
ホラズム帝国 | ムハンマド | 0 | 0 | −1 | −1 | 0 | −2 |
ジャラール | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 3 | |
ゴール朝 | ゴーリー | 0 | 1 | 1 | −1 | 1 | 2 |
アンジュー朝 | ジョン | 0 | 0 | −2 | −1 | 0 | −3 |
カペー朝 | フィリップ2世 | 2 | 1 | 1 | −1 | 0 | 3 |
ルイ8世 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | |
元朝の成立(1271年) | |||||||
元 | フビライ・ハーン | 2 | 1 | 2 | −3 | 4 | 6 |
ドルジ | −2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | |
チンギム | 0 | 1 | 1 | 0 | 4 | 6 | |
マンガラ | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 5 | |
ノムガン | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 5 | |
フゲチ | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 5 | |
ウグルクチ | 0 | −1 | 0 | 1 | 4 | 4 | |
ココチュウ | 0 | −1 | 0 | 1 | 4 | 4 | |
トゴン | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 5 | |
鎌倉幕府 | 北条時宗 | 0 | 1 | 1 | 1 | −1 | 2 |
北条貞時 | 0 | 1 | 1 | 2 | −1 | 3 | |
イル汗国 | アバカ | 0 | 0 | 1 | −1 | 1 | 1 |
ガイハトゥ | 0 | 1 | −1 | 1 | 1 | 2 | |
アルグン | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 3 | |
マムルーク朝 | バイバルス | 0 | 0 | 1 | −1 | 0 | 0 |
バラカ | −2 | 0 | −1 | 2 | 0 | −1 | |
サラーミシュ | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | |
ビザンツ帝国 | ミカエル8世 | 0 | 1 | 1 | −1 | −1 | 0 |
アンドロニコス | 0 | 0 | 1 | 2 | −1 | 2 | |
両シチリア王国 | シャルル1世 | 2 | 1 | 0 | −1 | −1 | 1 |
シャルル2世 | 0 | 0 | 0 | 2 | −1 | 1 | |
世界帝国への道(1185年) | |||||||
モンゴル帝国 | チンギス・ハーン | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 4 |
ジュチ | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 3 | |
チャガタイ | 0 | 1 | −1 | 2 | 0 | 3 | |
鎌倉幕府 | 源頼朝 | 2 | 1 | 1 | −1 | 0 | 3 |
源頼家 | 0 | −1 | 1 | 2 | 0 | 2 | |
アイユーブ朝 | サラディン | 2 | 1 | 2 | −2 | 1 | 4 |
アル・アフダル | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
アル・アジーズ | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 3 | |
アル・ザーヒル | −2 | −2 | −1 | 1 | 1 | −3 | |
ビザンツ帝国 | イサキオス2世 | 0 | 1 | 0 | −2 | 0 | −1 |
アレクシオス4世 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 3 | |
神聖ローマ帝国 | フリードリヒ1世 | 0 | 1 | 1 | −3 | 0 | −1 |
ハインリヒ6世 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | |
シュヴァーベン公 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 4 | |
アンジュー朝 | リチャード1世 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 3 |
各国王・王子たちの具体的なパラメータについては、リンク先の、データが掲載されている「チンゴ!」さん、「大元一統志」さんを参照してください。
恥ずかしながら、私はこれらの史実武将を用いての一代でクリアーというのを達成したことがありません。
上に書いたように、普段は息子により高いパラメータを持たせ、代重ねを繰り返してオールA・体力15の王子を生み出し、その王子に継がせてからようやく世界制覇へと動き出します。
私は、この「元朝秘史」という歴史ゲーム、「歴史」よりも「ゲーム」の面を楽しむきらいがあります。ゲームをより有利に進めるために、登場する歴史上の人物たちは「オールA・体力15」までに至る踏み台である、という考えを少なからず持っています。
そんな私ですが、一代でクリアー、という目標を立ててみたことが一度だけあります。
選んだのはビザンツのイサキオス2世でした。ヨーロッパ・イスラム・南〜中央アジアまでずんずん制し(モンゴル・高昌・ヒンドスタン以西が領地)、残すは東アジア一帯という所まで来ました。
「壁を押し進めるように」侵略するには、次の目標を甘粛・チベットの両国とし、さらには華北まで攻め入りたい所です(当サイトには世界地図の画像がないので、「チンゴ!」さんで確認してください)。
国王はそのとき、高昌の軍を二手に分けるために、第8国:トルキスタンで兵を雇って訓練を施そうとしていました。
するとどうでしょう。その間にモンゴルに駐屯していたアレクシオス3世が、独断で第4国の遼東に攻め入ったではないですか。なんてこったい弟よ。「壁を押し進める」計画は台無しです。
どうもモンゴルに方針を出すのを忘れていたようでした。仕方ないかと思いましたが、悪いことに、手薄になったモンゴルに内乱発生!
悪いことは重なるようで、立て直そうとした翌ターンにはトルキスタンを疫病が襲い、グダグダになってしまったのでそこであきらめてしまいました。おしまい。
このおかげで「長春真人イベント」をたまたま発見できたのが唯一の慰めでしたが、それ以降は一代クリアーを試したことがありません。
それでも、今回このように表にしてみたことで、クリアーが難しそうな国王に興味が湧いてきました。
いつか、「こんなパーな国王で一代クリアしたぞ!」と言えるようになりたいもんですね。